ブロック塀の点検地震前対策
平成30年6月に発生した大阪府北部を震源とする地震では、ブロック塀等の倒壊による被害が発生しました。ブロック塀の安全性は、見た目では判断することが難しく、専門的な機器を用いて確かめるのが一般的ですが、安全性を確かめるだけであれば、有資格者でなくとも誰でも点検をすることができます。
まず、外観で以下の項目を点検し、ひとつでも不適合があれば、危険なので改善しましょう。また、分からないことや不適合があれば、市町村の担当窓口や、専門家に相談しましょう。
点検チェックポイント
・国土交通省より示されている「ブロック塀等の点検のチェックポイント」
- 1.塀は高すぎないか
・塀の高さは地盤から2.2m以下か。
- 2.塀の厚さは十分か
・塀の厚さは10cm以上か。(塀の高さが2m超え2.2m以下の場合は15cm以上)
- 3.控え壁はあるか(塀の高さが1.2m超えの場合)
・塀の長さが3.4m以下ごとに、塀の高さの1/5以上突出した控え壁があるか。
- 4.基礎があるか
・コンクリートの基礎があるか。
- 5.塀は健全か
・塀に傾き、ひび割れはないか。
・愛知県建築物地震対策推進協議会において作成したパンフレット
所有者の方が自己点検をしやすくするため、国土交通省が示しているチェックポイントを、イラスト付きでわかりやすくまとめたパンフレットとなっています。是非ブロック塀の自己点検にご活用ください。
市町村におけるブロック塀等の補助制度について (令和4年3月現在)
倒壊の危険のあるブロック塀等について、県内の市町村では除却等の補助制度を設けている場合があります。補助の要件、内容等は市町村に異なりますので、お住まいの市町村にご確認ください。
専門家相談先
- (一社)中京エクステリア協会
- 0568-73-0133((株)堀央創建)
- (公社)愛知建築士会
- 052-201-2201
- (公社)愛知県建築士事務所協会
- 052-201-0500
- (公社)日本建築家協会東海支部愛知地域会
- 052-263-4636